三十年前、新築祝いに祖父が神棚を贈ってくれました。
天井近くに設置してもらったので、榊の水替えをするときはいつも爪先立ちでした。
そのうち忙しさもあって、榊をいける回数がだんだん減っていき、
「今の暮らしには少し扱いづらい高さだな」と思うようになりました。
そこで、祖父の神棚は神社でお祓いをしていただき、お返しすることにしました。
新しく迎えた神棚は、リビングの手の届く場所に置ける“身の丈サイズ”のものです。
towerのこの神具セットも買いました。かわいいでしょう?

置いてみると、思っていた以上に生活に馴染みました。
朝のコーヒーを淹れるついでに手を合わせられる距離感が、今の私にはちょうどいいです。
氏神様のお札をいただきに主人とドライブがてら神社めぐりもする予定です。
“こうあるべき”をいったん脇に置いて、
“これなら続けられる”を選んでみたら、
暮らしが少し軽くなったように感じます。
神棚はただの棚ではなくて、
日々のリズムを整えてくれる小さな拠点のような存在です。
今は、背伸びしなくても届く場所にある神棚を前に、コーヒーの香りと一緒に静かに手を合わせています。
