完璧なビジュアル ラッセルホブスのケトル

2年前、仕事を辞めて専業主婦になった。時間に追われない日々が始まると、「丁寧に淹れたコーヒーが飲みたい」と思うようになった。せっかくなら、沸騰したお湯ではなく、90度前後の“ちょうどいい温度”で淹れたい。そう思い立って、電気ケトルを探しに家電量販店へ向かった。

温度調節ができて、注ぎ口がドリップタイプ──そんな条件で探すと、意外と種類は多い。どれも実用的で、価格も8000円前後。けれど、その棚の中にひとつだけ、明らかに雰囲気の違うケトルがあった。近づいた瞬間に「これ、完璧やん…」と目が釘付けになる。

それが Russell Hobbs(ラッセルホブス) の電気ケトルだった。

マットな質感の黒いボディ。無駄のないシルエット。タッチパネル式の温度調整ボトムは、まるで家電というより道具としての美しさをまとっている。調理家電は黒で統一しているとはいえ、値札を見ると15000円。正直、他メーカーなら8000円で買えるのに…と一瞬ためらった。でも、見れば見るほどこれ以上のものはないと思えてしまう。

機能も申し分ない。

温度は 50・60・70・80・90・95・100℃ の7段階調整で、設定温度に達した後は、そのままキープしてくれる。設定温度になったらめちゃくちゃかわいい音で知らせてくれる。空焚き防止、オートオフ、30分の保温、消音モードまで付いていて、見た目だけでなく機能も大満足だ。

さんざん迷ったけど、「毎日触れるものだから、気に入ったものを選びたい。これでコーヒーを淹れて、ご機嫌で暮らすんだ。」そう思って、最後は迷わずレジへ向かった。わくわくした。夫も「かっこいいじゃん!」と喜んでくれた。
あれから2年。毎朝このケトルでお湯を沸かすたびに、あの日の“ちょっとした決断”を思い出す。暮らしの質って、こういう小さなこだわりの積み重ねで変わっていくんだと実感している。

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